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オンラインポーカーと対面ポーカーの違いとは?知っておくべき9つのポイント

ポーカーは同じルールや基本的な戦略でプレイできるゲームですが、オンラインで遊ぶのとカジノなどで実際に対面しながら遊ぶのとでは、雰囲気や戦い方に大きな違いがあります。どちらも魅力的な面があるため、どちらを選ぶか迷う方も多いのではないでしょうか。

特にオンラインポーカーでは、自宅から気軽にプレイできる上にソフトウェアの機能や統計ツールも活用できます。一方、対面ポーカーでは実際にチップを触りながら駆け引きができる臨場感が特徴です。

この記事では、両方のスタイルを比較しながら、初心者の方でもわかりやすいように9つのポイントに分けて解説いたします。ご自身のライフスタイルやプレイスタイルに合った方法を見つける参考になれば幸いです。

1. 対面ポーカーの方がレベルが低い傾向がある

カジノなどで行われる対面ポーカーには、多くの初心者が集まりやすいという特徴があります。最低ステークスが高めに設定されていることもあり、チャレンジ感覚で初めてテーブルに座る方が少なくありません。対してオンラインでは、長くプレイを続けている熟練者が集中している傾向があり、特に高額ステークスのテーブルではハイレベルな技術を持つプレイヤーがしのぎを削っています。

ここで大切なのは、「勝ちやすい環境を求めるなら対面、安定的に成長したいならオンライン」という視点を持つことです。初心者目線で見ると、同じステークスでも対面の方が相対的に勝ちやすいと感じることが多いでしょう。

ポーカールームやカジノでは、わいわい楽しむ雰囲気が強く、ブラフや高度な駆け引きに慣れていない相手が集まりやすいのが理由です。また、コミュニケーションを取りつつゲームを楽しむ人も多いため、難解なテクニックよりも基本のセオリーをきちんと守るだけで勝機を得られるケースも多々あります。なお、世界的なポーカーイベントであるWSOPでも、ライブ会場では多彩なレベルの参加者が集まり、いろいろなタイプの相手と対戦できることが特徴となっています。

2. オンラインポーカーは進行が速い

オンラインの魅力は、何と言ってもプレイ速度にあります。テーブルの処理が自動化されているため、1時間あたりにプレイできるハンド数が格段に多いことが特徴です。さらに複数のテーブルを同時に立ち上げられるマルチテーブル機能を活用すれば、1時間で数百ハンドこなすことも決して珍しくありません。短時間で多くの経験値を積めるのは、オンラインならではのメリットといえます。

一方、対面ポーカーはディーリングやチップ操作、プレイヤー同士のやり取りなど、進行に時間がかかるシーンが多いです。特にカジノでは休憩時間や席替えなども発生しやすく、1時間あたり30~40ハンド程度しか消化できない場合も少なくありません。

スローテンポなゲーム展開を好む方にとっては心地よい空間かもしれませんが、素早く多くのハンドをこなして実戦力を上げたい方には物足りないと感じるかもしれません。「ハンド数をこなして実践的に上達したいなら、オンラインが圧倒的に優位」という意識を持つと、練習の方向性が明確になります。

3. 対面ポーカーはプレイヤーの「読み」が重要

対面でのポーカーといえば、相手の仕草や表情から情報を読み取る「テル」の存在が欠かせません。慣れてくると、チップを置くときの手の動きやベットした後の呼吸の仕方など、さまざまな要素から相手の強弱を判断しようとするようになります。これらはライブ特有の楽しみでもあり、ポーカーの醍醐味と感じる人も多いでしょう。

反対にオンラインでは画面越しのプレイとなるため、表情や身体の動きを読むことは不可能です。相手の癖や傾向を把握するためには、統計ツールや過去のハンド履歴を参考にプレイスタイルを分析する必要があります。「データ分析の巧拙が勝敗を左右するのがオンラインの特性」と覚えておくとよいかもしれません。対面の場合は相手を直接観察する能力が求められるので、人の心理を読み解くことが好きな方には大きなアドバンテージとなるでしょう。

4. 対面ポーカーはマルチウェイポットが多い

オンラインではある程度経験を積んだプレイヤーが集まりやすいため、プリフロップの段階でしっかりとハンドを選んで参加してくることが多いです。その結果、少人数のヘッズアップ勝負になりやすく、フロップ以降のプレイも比較的読みやすい展開になりやすいでしょう。逆に対面ポーカーの場合は、会話や雰囲気を楽しむためにも無理なハンドをコールして参加する人が増えがちです。

そうなると必然的に、1つのポットに複数のプレイヤーが参加するマルチウェイポットが多くなります。マルチウェイになると、各参加者が持つハンドの組み合わせが多様化し、読み合いも複雑になりやすいです。初心者にとっては混戦を制するのが難しくなる反面、「ゆるいテーブルほど波乱が起きやすく、大きく勝てるチャンスもある」というのが対面ならではの魅力といえます。フロップ後のアクションが予測しにくくなるため、より柔軟な戦略や引き際の見極めが要求されるでしょう。

5. ベットサイズの自由度が異なる

オンラインポーカーではボタン操作ひとつでベット金額を入力できるため、2.5BBや3BBといった標準的なオープンサイズが定着しています。オープンレイズのリスクやリターンが数値化しやすく、最適解を追求しやすい環境といえるでしょう。慣れたプレイヤーほど安定したサイズでオープンしてくる場面が多いため、対戦する側も比較的予測が立てやすくなります。

それに対して対面ポーカーは、チップを物理的に積んでベットする行為そのものが心理戦の一部となります。ときには感覚的に大きめのオールインに踏み切ったり、独特のサイズでレイズしたりするプレイヤーが存在するため、行動パターンは一様ではありません。

「思い切ったベットが通りやすいのが、対面ポーカーの醍醐味」と覚えておくと、ライブゲームならではの駆け引きを楽しみやすいでしょう。

相手の意表をつくベットサイズは大きな武器になりますし、逆に翻弄されることも多々あります。

6. 対面ポーカーではテーブルイメージを活用しやすい

オンラインではハンド履歴やスタッツ(統計データ)によって、相手のプレイ傾向を把握することはできますが、複数のテーブルでプレイしたりプレイヤー数が多かったりするため、名前やイメージが記憶されづらい面があります。頻繁にテーブルを移動できるオンライン特有の利便性が、同時に「1人ひとりを深く覚えてもらいにくい」という要素にもつながっているわけです。

一方で、ライブの対面ポーカーは長時間同じメンバーとプレイすることが多く、席替えもそう頻繁には行われません。したがって、どんなハンドを見せたか、どのくらいアグレッシブかといった印象がテーブル全体に共有されやすいです。
テーブルイメージを意図的に作り上げることで、ブラフやバリューの価値が大きく変わるというのが対面ならではのメリットでしょう。

たとえば、序盤に大きなブラフを成功させてアグレッシブな印象を与えれば、その後の強いハンドで大きなベットをしても相手がフォールドしてくれる場合が増えるかもしれません。人気のオンラインプラットフォームでもテーブルを固定して長くプレイできるシステムはありますが、対面ほど人間同士の記憶には残りにくいと感じる方が多いはずです。

7. 対面ポーカーは勝率が高いが、オンラインの方が時給が高い

先ほど触れたように、対面ポーカーには初心者が多いため、基本戦略がしっかりしていれば初心者を相手に優位に立ちやすいです。勝率という意味では、対面ポーカーの方が高くなる傾向があるでしょう。ただし1時間あたりのハンド数が少ないため、仮に長時間プレイして勝ち続けても、全体の稼ぎに直結するとは限りません。プレイできるハンドの絶対数がどうしても限られてしまうのです。

逆にオンラインポーカーは、1時間で多くのハンドを捌くことができ、しかもマルチテーブルによって同時進行も可能です。
「同じ実力であればオンラインの方が時給換算で多く稼ぎやすい」というのが多くのプレイヤーの実感ではないでしょうか。
どちらがより有利かは、プレイスタイルや目的によって変わります。ゆったりと楽しみながら勝ちやすい環境を求めるのなら対面、効率的にハンド数を積んで稼ぎたいならオンラインを選ぶとよいでしょう。

8. 対面ポーカーのレーキ(手数料)は高い

カジノのテーブルでは、プレイヤーがポットを獲得するたびに、一定割合のレーキ(手数料)が運営側に差し引かれます。特に低ステークスのテーブルでは、このレーキ割合が高く設定されている場合もあり、初心者ほど負担を強く感じがちです。カジノによっては固定金額のシステムもありますが、どちらにせよオンラインと比べると総じて割高になりやすいでしょう。

オンラインではレーキ率が対面より低いケースが多いほか、プレイヤーへの還元策としてレーキバックという仕組みが導入されているサイトがいくつもあります。長期的な利益を見込むなら、低いレーキ率で多くのハンドをこなせる環境は大きなメリットになるでしょう。

レーキ負担が少ないほど、わずかな勝率の差でも大きく稼ぎに影響するため、本格的に利益を狙う方はオンラインを主軸にした方がよいかもしれません。
対面はレジャー的な要素を含め、雰囲気や体験を楽しむことに重きを置くと、費用面とのバランスが取りやすくなります。

9. オンラインポーカーは柔軟なプレイが可能

オンラインの大きな利点は、24時間いつでもどこでもプレイできる柔軟性にあります。深夜や早朝でもテーブルが稼働していることが珍しくなく、仕事や学業の合間でもサクッと遊べます。ちょっとした空き時間にログインして短いセッションだけ楽しむ、というスタイルも十分可能です。趣味としてプレイしている方にとっては、忙しい日常の中でも継続しやすいでしょう。

一方で対面ポーカーは、カジノの営業時間やテーブルの混雑状況に左右されるうえ、現地に足を運ぶための移動時間も必要となります。余裕をもってスケジュールを組む必要があり、フラッと好きな時間にだけプレイしてすぐ帰るというわけにはいかないことが多いです。

時間的な自由度を最優先するなら、オンラインは最強の選択肢になるため、多くのプレイヤーの実感ではないでしょうか。対面には対面の面白さがありますが、ライフスタイルや目指すプレイ目標によっては、オンラインの利便性が大いに役立つはずです。

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Written by マネークリック編集部

マネークリック株式会社の編集担当の斎藤です。